black and white bed linen

寺院での終活相談

終活相談は、ご自身の納得のいく形で人生の終盤をデザインし、残される家族への配慮を示すための重要なステップです。ぜひ、信頼できる寺院や専門家にご相談されることをお勧めします。

寺院における終活相談

寺院での終活相談は、以下のような多岐にわたる内容をカバーしています。

相続・財産に関する相談

寺院は直接的な法律相談は行いませんが、司法書士などの専門家への橋渡しを行います。

葬儀・供養に関する相談
  • 葬儀形式の希望: 自身の葬儀をどのような形式で行いたいか(家族葬、一般葬、一日葬など)、宗派に合わせた仏式の葬儀の流れについて。

  • 戒名・法名の授与: 生前戒名(生前に戒名を授かること)についてや、戒名の意味、授与までの流れ。

  • お布施に関する相談: 葬儀や法要にかかるお布施の目安や、生前にお布施を納める「生前布施」について。

  • 菩提寺との関係: 現在の菩提寺がある場合の付き合い方や、菩提寺がない場合の探し方。

就活サポート
就活サポート
士業への引継ぎ
士業への引継ぎ
お墓・供養に関する相談
  • お墓の選択: 既存のお墓の継承、新しくお墓を建てる場合の相談、永代供養、納骨堂など多様な供養形態の選択肢。

  • 墓じまい・改葬: 現在のお墓を撤去し、遺骨を別の場所に移す「墓じまい」や「改葬」の手続きや注意点。

  • 永代供養の契約: 将来的に子孫がお墓の管理が難しい場合の永代供養の相談と契約。

エンディングノートの作成
エンディングノートの作成
エンディングノートの活用

ご自身の希望を具体的に書き残すためのエンディングノートの書き方や、記入すべき項目についてのアドバイス致します。

遺品整理
遺品整理
遺品整理

遺品整理の主な内容

遺品整理は、大きく分けて以下の作業を含みます。遺品整理業者を手配いたします。

  • 形見分け品の選別: ご遺族や親しい方々で分け合う品物を選びます。故人様の想い出の品や、受け継ぎたいものなどがこれにあたります。

  • 貴重品・重要書類の探索と保管: 現金、預貯金通帳、印鑑、年金手帳、保険証券、権利書、契約書など、今後の手続きに必要なものを見つけ出し、大切に保管します。

  • 不用品の処分: 家具、家電、衣類、食器など、残さない品物を適切に処分します。リサイクル、買取、寄付、廃棄など、品物の種類に応じて最適な方法を検討します。

  • 清掃: 遺品整理後のお部屋の清掃を行います。場合によっては特殊清掃が必要となることもあります。

空き家解体
空き家解体

空き家解体

空き家問題は、日本が抱える深刻な社会課題の一つです。少子高齢化、人口減少、核家族化の進行、そして相続問題などが複雑に絡み合い、全国的に空き家が増え続けています。

空き家問題の現状

総務省の「住宅・土地統計調査」によると、日本の空き家数は約900万戸(2023年時点の速報値)に上り、これは日本の総住宅数の約13.8%を占めています。特に、相続や入院などの理由で長期不在になっている空き家が増加傾向にあり、これが「住み手が見つからないまま放置されてしまう可能性が高い空き家」として問題視されています。

空き家問題がもたらす影響

空き家が増え、適切に管理されないまま放置されると、様々な問題を引き起こします。

  • 治安の悪化: 不法侵入や不法投棄、放火などの犯罪の温床になる可能性があります。

  • 景観の悪化: 建物が老朽化し、雑草が生い茂るなど、地域の景観を損ねます。

  • 衛生上の問題: 害虫や害獣の発生源となり、悪臭を放つこともあります。

  • 防災上のリスク: 老朽化した建物は倒壊や崩壊の危険性があり、屋根や外壁が飛散して近隣に被害をもたらす可能性もあります。

  • 不動産価値の低下: 周囲に空き家が多い地域は、不動産としての魅力が低下し、新たな住民が入りにくくなります。

  • 地域の活力低下: 空き家が増えることで、地域全体のコミュニティが衰退し、活気が失われます。

空き家問題は、所有者個人だけの問題ではなく、地域社会全体の問題として捉え、様々な主体が連携して解決に取り組む必要があります。もし空き家をお持ちであったり、近隣の空き家でお困りの場合は、お住まいの自治体の窓口や、専門の相談機関に問い合わせてみることをお勧めします。

幸せな就活
幸せな就活

終活を進める上でのポイント

完璧を目指さず、一度にすべてを終わらせようとせず、できることから少しずつ始めることが大切です。

  • 家族と話し合う: 自分の希望を伝えるだけでなく、家族の意見も聞き、お互いが納得できる形を探ることが円滑な終活につながります。

  • 専門家を頼る: 複雑な問題は、無理に一人で抱え込まず、弁護士、税理士、司法書士、寺院、葬儀社などの専門家を上手に活用しましょう。

  • 健康なうちに: 体力や判断能力が十分なうちに始めることで、より多くの選択肢の中から、ご自身の納得のいく方法を選ぶことができます。

  • ポジティブに捉える: 終活は「終わり」を意識するだけでなく、残りの人生をより豊かに、自分らしく生きるための前向きな活動です。

haikei
haikei